なお、一八〇にわたる政策手段別の評価については、その紹介には多くの頁数を要するため、恐縮ながら、このブログでは割愛させていただく。
この政策は国民の食生活を望ましい方向に進めようというもので、いわば農水省の食料政策の基本をなすと言ってよい。
その意味で国民全体に関心を持ってもらうべき第一の政策と言える。
そこで農水省は、この政策の具体的目標として、望ましい栄養バランスの実現と、食品の廃棄や食べ残しの減少、さらには政府が定めている「食生活指針」の認知向上を進めようとしている。
そして望ましい栄養バランスの改善策としては、コメ、野菜、大豆、牛乳などの消費促進と、その一方で脂肪分の摂り過ぎの抑制を目指している。
分かりやすく言えば、脂肪分の多く含まれている食料は量を減らして、コメ、野菜、大豆などをしっかり食べましょうということだ。