その標的は説明するまでもなく、対岸の日本だ。
これを見て、中国も同様の動きを強めている。
圧倒的な人件費の安さが武器だ。
緊急輸入制限を余儀なくさせられたネギがその代表例である。
農水省はネギなどの輸入増大に対して、緊急輸入制限措置(セーフガード)を発動して、一時的に輸入攻勢を抑えたが、セーフガードの本格発動は見送った。
中国政府との問で話し合いで解決したことになっている。
しかし、真相は中国政府の報復措置を恐れての譲歩であり、農水省の本格発動論は経済産業省などの貿易自由化論の前に見送られたのである。
それは話し合いによる解決ではない。
間違いなく、第二、第三のネギ問題は発生する。