中山間地域の振興策 その2(残留農薬検査)

全国の農業粗収益も同様の傾向だったので、中山問のシェアは維持され、目標は達成されたと見なしている。

ここから、農水省は中間山地域の農業粗生産額は目標通り維持されたと評価している。

問題は、この農業活動のシェア維持で中山間の農村経済の活性化が中長期的に維持されるからである。

中山間の農村は高齢化により過疎化が進んでいる。

農家に後継者が存在せず、世代交代が進まず、農家戸数が減少している。

若い世代の農業者が中山間にどれだけ根付くかが重要だろう。

その意味で、平野部の農家の家族構成と、中山間部の農家のそれとの比較、その推移も見ていく必要がある。