無農薬人気は農業に無理解ー最近、"無農薬"の人気が高い点については、「(消費者が)神経質になりすぎていると思うし、農業に無知、無理解なのではないか」と感じているという。
「無農薬でできるなら、それにこしたことはないけど、ちょっと無理でしょう。それと極端な場合、農薬を使わないんだから、虫が喰ったり、収量が悪くても当たり前だ、ということになると、生産者としてのモラルが崩れていくように思います」
竹内さんは今、農業を継いだことに喜びを感じているという。
栽培技術を競う点に、農業の楽しみがある。
「最近面白くなってきました。
オヤジが40年やってきて、気象条件なんかのパターンが5通りとすると、1つのパターンを8回ぐらいしか経験していないわけです。
これを乗り越えていくんだという気持ちです。」
農作業というのは、その時々にやることが決まっているんだけど、天候などで作業手順が多少狂っても、適期幅の広い農薬ならある程度のフォローは可能ですから、本当に欠かすことのできないものです。