上川支庁大雪地区農業改良普及所の岡田絋一主任の説明だ。
北海道は、経営規模でこそ全国平均の1ケタ上をいくが、産業としての北海道農業は、実は、非常に厳しい状況におかれている。
コメをとってみても、生産量は、新潟と一、二位を争うものの、一等米の出荷率は、全国平均の67.1%(87年)の半分にも及ばない23.5%。
その上、作況指数が上がっても、転作率48%と、日本一高い減反政策を強いられている北海道にとっては、さらにまた減反が強化されることになり、豊作を喜んでもいられないわけである。
転作をするにしても、畑作にも規制があるし、畜産・酪農も全国的に乳製品が過剰になっているため、これもまた苦しい。
残留農薬検査