発ガン物質は、合成物質や天然物質だけではない。
実は、人間自身も体内で作っているのである。
ニトロソアミンという発ガン物質がある。
いろいろな食べ物の中や、化粧品、ビールからもごく微量だが検出されることもあるが、問題になる量ではない。
注意を要するのはタバコの煙で、食事から入る量の30倍もの量ニトロソアミンを吸い込んでいるという。
しかし、それ以上に重要なのは、人間の体内でこれを作ってしまうということだ。
ニトロソアミンは、酸素に窒素がつながったあとの二本の手に、アルキル基がつくという簡単な構造をしている。
できるガンの種類も、ほとんど全ての種類といっていいほど多い。
残留農薬検査